2006年7月3日月曜日

判断ミス

 小学校の理科の時間に、ミョウバンを熱水に溶かして核となる小さなミョウバンの粒を溶液につるし、その溶液を冷やすと大きな結晶が現れる、という実験をした事がある人もいるのではないでしょうか?1週間前に、大学の実験でそれと似た結晶の育成を行いました。そして今日はその結晶の観察を行いました。

 ここでちょっとしたミスを犯してしまいました・・・。今回の実験は結晶が出来るまでにかなりの時間がかかるので、約5日間放置しました。で、今日、結晶の観察をしてみると、結晶が出来ていない。過去に実験をした人によると、これは失敗だとの意見が出たので溶液を処理しました。ここが問題なのです。
 まず第一に、この実験は共同実験者がいたのですが、その人達の意見も聞かずに溶液を処理したことです。
 第二に、あと1日猶予があったので、さらに放置すれば結晶が出現していたかもしれないのです。
 しかしこの問題に対して私は、
①共同実験者が観察を忘れていると思い込んだ。
②失敗という意見を鵜呑みにした。
 さらに放置するには教員の許可が要るので面倒。
や、その他諸々の要因から溶液を処理しました。

 このミスは私が独断で行動した事に問題があると思います。また、観察の最中に考える範囲が狭かったように思います。研究者としてはまだまだです・・・。あとで共同実験者にも謝っておきました。
 広い視野を持つこと・・・。思ってはいても、実践は難しいことを体験しました・・・。

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