2006年12月25日月曜日

診察結果(入院初日)

 親に車で送ってもらい、家から20分ほどの所にある大きな病院へ行きました。朝早いのに、駐車場はほぼ満杯・・・。年末という時期も重なってか、待合室にも人がごった返していました。
 私は初めてこの病院で診察を受けるので、いろいろと手続きをしなければなりませんでした。簡単な書類を書いて、いろんな紙の入ったファイルを受け取る。そして眼科の受付へ。
 少し待っていると視力検査が始まりました。コンタクトレンズを買いに行っている眼科と同じような検査でした。何かの機械で何かの目の数値を測り、空気を目に当てたりしました。一から視力検査をしたので、コンタクトレンズの度数をメモしておけばと思いました。そうすれば時間の節約ができたかも・・・。

 そこからさらに待ち・・・。そう、私の重要な仕事は待つ事。

 いろんな科が集まった総合病院。そこに通う人、そこで働く人の数はいか程のものだろう。総合病院では何か別の疾患が発生してもすぐに対処できる。ただ、あまりの仕事の多さ、量に忙殺されるのではないか。量をこなすために診察がおろそかになることも考えられる。全ての患者に全精力を注ぐなんて不可能だろう。医療現場は本当に大変な仕事だと思う。一生懸命働いている医療関係者には頭が下がります。ちゃんと休みはありますか?大変だけどやる、やらなくてはならない。激務。使命。

 しばらく待っていると名前を呼ばれました。診察の始まり。
 「お願いします。」
 症状を説明して先生が私の目を診察する。そして・・・。
 「網膜剥離を疑います。」
 うぇ?網膜剥離?ボクシングなんかでよく聞く?
 「見切り発車はよくないので、もう一度詳しく検査しましょう。」

 瞳孔を開いて目の中を見やすくする目薬(散瞳薬)をさしてもらい、待合室に戻りました。網膜剥離・・・、まさか・・・。私1人で診察を受けていたので、親は網膜剥離のことは知りません。今の時点で症状を言うと何かと困るだろうと判断し、私は黙っていました。
 2~30分ほど経過した後、親を伴って診察室に向かいました。
 「網膜剥離ですね。かなり前からはがれていたようです。もう今日から入院して明後日には手術をしましょう。手術をしなければ失明します。」
 (上記の表現で、冷酷な印象を受ける方がいらっしゃるかもしれませんが、実際にはそれ程冷酷ではありませんでした。突然入院とか手術でごめんねと先生は言って下さいました。)
 さらに右目にも網膜剥離の元となる穴があるらしいので早速レーザー治療を行いました。名目上は手術です。え?もう?手術に同意するサインをします。

 現時点で考えられる病名および症状
 右眼)網膜裂孔
 手術名
 網膜光凝固術

 診察室の奥にレーザー治療を行う場所がありました。うぉ、黄色と黒色をした!マークが機械についている・・・。こっ、こいつは危険だ・・・。目に麻酔の点眼をしてもらい、治療開始です。どうなるんだ・・・。
 「それではいきま~す。」
 ビィー、ビィー。ん?何だ?痛いとは聞いていたけどそんなに痛くないかも・・・。視界が黄色い・・・。うっ、何だ?痛い?つねられた痛さではなく、じわっとくる痛みが目の奥に・・・。ぐわ・・・。絶えられるには絶えられるが・・・。・・・。・・・。
 5分か10分ほどでしょうか、正確な時間は分かりませんがレーザー治療が終わりました。
 「気分は悪くないですか?」
 「歩けますか?」
 診察室の近くの部屋で横になって休ませてもらいました。ふぅ~、いきなり、本当に突然だ・・・。

 その後、その部屋で再び左眼の検査をしたり、入院する上での質問を受けたりしました。この時の左眼の検査で棒?のような物でグワッと押し付けられたのでその痛みが目尻に残りました・・・。レーザー治療よりこの時の方が痛かったような・・・。さらにその後、手術のためにいろいろな身体検査を行いました。検尿、採血、心電図、肺活量。

 入院の準備をするためにいったん自宅に帰ることになりました。只今の時刻は午後2時前。他の皆さんはこの約1、2時間前をどのように過ごされていたでしょうか?私はレーザーを浴びていました。家に帰って入院のために必要な物の表を見ながら荷造りの開始です。寝巻きに、タオルに、お箸に、コップに、歯ブラシに・・・。それと入院のベッド周りが殺風景にならないように、人形を1つ持っていくことにしました。
 入院となればバイト先や学校に連絡しなければならない・・・。お昼ごはんも食べなくては・・・。・・・。
 午後3時半に病院に到着。入院する病室に案内されました。7階。別に個室ではなくてもいいと思っていたので、4人部屋で入院生活を過ごすことになりました。持ってきた荷物を棚にしまい、ゆったりとした部屋着に着替えました。その後、看護師さんが様子を見に来てくれたり、病棟を案内してくれました。
 病院の夜は早い。午後9時には消灯です・・・。










写真118:ベッドから見た病室です。










写真119:私が使用した病院ベッドです。










写真120:ベッドの横にある机です。










写真121:初の病院食、夕食です。










写真122:まさか・・・。

 入院2日目に続きます。

 ※網膜剥離の治療中である方、また網膜剥離で眼を悪くされた方、入院中の関係者がいる方、その他の方々、もしこの記事に不快感を抱かれた方はコメントをお寄せください。直ちに対応致します。

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