2007年4月21日土曜日

水曜日

 研究室に配属されると1年365日いつでも学校にいることができる。研究に没頭できる。やることがあって、それを出来る環境にいられるのは幸せなことだ。何かを深く解明しよう、ものにしようとするならば、それに似合う何かが必要になると思う。「何か」について常に考えていたり、時間を捧げたり。それをやっているだけで幸せな人もいれば、他の所に楽しみを見つける人もいる。あまり根をつめてやりすぎると精神に異常をきたすらしいと経験談を聞いた。息抜きできる何かが必要だ。

 何を探しているんだろう。
 何がしたいんだろう。
 生きていれば不満が出てくるけど、私はなるべく口にしないようにしている。人のいない所でその人の嫌な部分を言うのも聞くのも嫌いだ。言えばすっきりするなら言えばいいと思う。

 小学生の時に水泳を習っていた。水、水曜日。この日がどんなに嫌だったか。水泳は好きではなかった。水泳の日は朝から胸が締め付けられるような感じで、学校にいても水泳のことばかり考えていて気が重かった。学校で楽しいことをしていても、これが終われば水泳があるんだと考えるので、心から楽しめなっかたように思う。嫌だ、行きたくない、溜息。
 これまでに経験してきた嫌なことが全部なかったら、今の自分はどうなっているだろう。もっと楽天的になっていただろうか。何も気にならずに生きているだろうか。危機意識が少ない人間になっていただろうか。
 水泳の前には柔軟体操をした。その時先生に言われたことを覚えている。
 「世の中にあるものは使う目的があるけど、人間には目的がない。」
という内容だった。その時はその言葉の意味はわかっていなかったと思う。

 嫌だと思っていたり、気が重いと思っていた出来事を通り過ぎるととても気分が明るくなった。反動。平坦な道のあとの楽しみと、大きな山のあとの楽しみでは感じ方は違うだろうか。人生は1回きりで決断した選択以外は経験できない。どっちがいいんだろう。










写真273:久々の写真です。家の近くにあるお店で、よく食べに行っていました。カツ丼定食850円也。このメニューばかりたのんでいました。美味しいので。

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