2006年8月11日金曜日

優しい気持ち

 「只々雨が降る様に 海が揺れる様に 優しい気持ちでいたいけど」

 「モラトリアム」 レミオロメン

 セールスの電話。
 「今のところ、考えていないので。」
 ガチャっと受話器を置く。

 相手にしてみれば、仕事なわけで。
 私にしてみれば、必要ないし関係ないわけで。

 そこでふと思ったことは、「もっと私が優しい対応をできなかったか」ということです。電話の相手は、本当に仕事が好きでその営業のために電話をしたかもしれない。はたまた、仕事が嫌いで我慢して営業用の口調で電話をしたかもしれない。相手の気持ちは分かりませんが、相手の口調から私に不快感は出てきませんでした。私の口調で相手に不快を感じさせたかもしれません・・・。では私が不快を感じたら優しく対応しないのか、という問題も浮上するのですが・・・。 自分と相手の気持ち、どちらに重点を置くか・・・。
 相手の気持ちを考えること。人は完全に理解しあえない悲しい生き物なのか・・・。
 常に優しい気持ちでいたいとは思うのですが、難しいです。自分の気に入らない事に腹を立てたり、交通ルールを守っていないヤツに憤りを感じたり。優しい言葉を言ったつもりが、逆に相手を傷つけたり・・・。
 みんなが優しい気持ちでいられる理想郷、ユートピア。そこでは争いもなくて平和でしょう。でもそれは不可能に近いです。理想郷に競争は生まれない。相手を見下したり優越感を持つ心がある。人の心それぞれに自分の誇りや信条がある。
 統一か多様か。それぞれ善悪表裏一体の要素を持っています。またその正誤の判断も容易ではないです。

 レミオロメンの公式サイトはこちら→http://www.remioromen.jp/

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