2006年5月29日月曜日

態度

 授業中の大学生の勉強に対する態度、大学の先生が学問を教える態度。どうあるべきなのでしょうか。 大多数の人は学生は真面目に勉強し、先生はわかりやすく専門の知識を教えるべきだと考えるでしょう。しかし現実はそうはいきません。
 学生は遊びたいし、バイトもしたい。でも単位は落とせない。先生も自分の研究があるし、分かりやすい授業の計画を考える時間はできるだけ少なくしたい。どうしても注ぐ力が分散されてしまい、学生は勉強がおろそかになりがちです。
 本来大学とは教育と研究によって社会に出ていく人の教養を深めたり、新たなものを創造したりするところです。 しかし実際は就職に有利だから入学する、単位を取るために勉強する、となっているように思います。
 そんな風に大学への考え方が変わってくると、先生の見方も変化します。学生の良しとする先生は、意識の違いによって変わってきます。意識の違いの例として、学生側の勉強の意欲があります。ただその授業の単位だけ欲しいという意欲のない学生は、なるべく楽に合格したいと考えます。したがって先生は厳しくない、授業に出なくても合格できるような先生を良しとします。逆に意欲のある学生は教えることに熱心で、勉強した分の評価をはっきりと示すことができ、提出物の内容もしっかり確認してくれるような先生を良しとします。(これは私の考えなので、人によって先生の良しとする部分はそれぞれですし、まして勉強意欲の有無のどちらかが悪いと言いたいのではありません。)
 このような大学に入る意味の変化や意識の違いが学生の態度や集中力に関係していると思うのです。
 こんな事を書いている私も、わからない授業は聞く気がしませんし、本気で勉強をしているのか、またはしたいのかよく分かっていません・・・。
 話が色々な方向にそれてしまいました。今の私が通っている大学の学生の実態を、またの機会に書きたいと思っています。

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