2006年7月22日土曜日

続・ハウルの動く城

 夜中に「ハウルの動く城」を見たので、お昼に起床しました。映画を見た興奮が続いていたのか、本日はほとんど映画のことが頭から離れなかったように思います。
 私の母親に映画を見た感想を聞いてみました。ここ数年の宮崎アニメを見た母親の感想の第一声はほぼ、「訳分からん・・・。」です。それから質問の嵐が私に浴びせられます・・・。
 「あそこが分からん」
 「あれは、なんでああなるん?」等々。
 作品の知識が全く無いまま映画を見たのだから当然だと思います。

 作品に疑問点や難点があることは悪いように評価されがちですが、私はそこに何か意味があるのではないかと思うのです。疑問点が無い、何も考えないでも話が分かる。それはそれで気持ちのいいものですが、人によっては何か物足りなさを感じるのではないでしょうか。

 「何の疑問も議論も生まれない物語は、答えの分かっているなぞなぞのようなものだ」(サッカー日本代表新監督オシム風)

 作品を完全に理解し、すんなりストーリーが入ってくるということは、大袈裟に言ってしまうと制作者、監督になることです。そんなことは現実的に不可能です。だからいろんな解釈が存在しているのだと思うのです。

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