2006年12月6日水曜日

覚悟

 覚悟を決める。それはあきらめるという意味じゃない。心構えをすること。
 ここ2、3日は就職活動にほとんど触れていなかった。

 不安。
 もう嫌だ。
 考えたくない。
 時間がかかる。
 何で苦しい思いをしなければいけないんだ。

 不安は消えない、不安から逃れることは出来ない。
 不安のない安定な世界を考える。そこにずっといたいと思う。そこから動かない。だからそこからは何も生まれない。安定は停滞を作る。
 だから、たぶんこうなんだ。

 「不安とともに生きる」

 就職活動に時間がかかる。それはそうだ。この先何十年も関わるものだから。一生のことだから。何十年先に関係することを、この短い期間で決めるんだから。
 重圧、責任。それを避けよう、遠ざけようと思っていたのかもしれない。自分のせいでこうなったと思いたくはないから。まだいいんじゃないかという気持ち。

 でもそれは違うんじゃないか。今はもう、それではダメなのかもしれない。
 就職するんだという覚悟。
 物を作り上げるという覚悟。

 覚悟を決める。途中でその覚悟は揺らぐかもしれない。そんな場合も覚悟しておく。今は覚悟を決める、その時。

 「不安を生きる」 島田裕己 著 ちくま新書
 「不安とともに生きる」という考え方はこの本で得ました→http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480062307/

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